失敗しないリフォーム! ユニバーサルデザインの視点を取り入れよう
リフォームする時には今抱えている不便にばかり目が行きがちですね。
設備が壊れたから交換したい
古くなったから新しくしたい…等
でも、ちょっと待ってください。
10年、20年後にどのような暮らしをしているかを考えてみたことはありますか。
「あの時やっておけば良かった」「あの設備にしておけば良かった」なんて後から思うことのないように
目先の不便解消だけでなく、10年、20年後を見据えたリフォームをしませんか。
今回は「ユニバーサルデザイン」についてご紹介いたします。
誰もが安心して心地よく
住宅におけるユニバーサルデザインとは、誰もが安心して長く快適に過ごせるようにすること。
現在、小さなお子様や高齢のご家族がいなくても、
そこに住む家族みんなが長く生活しやすいように工夫することがユニバーサルデザインの考え方です。
消費者庁の資料によると、高齢者の事故が最も発生しやすい場所は「住宅」。
交通事故よりも死亡者数が多いといいます。
本来、安全であるはずの住まいには危険がたくさん潜んでいることになります。
自宅で過ごす時間が増えたコロナ禍の今は、住まいの安全性に特に注意したいところです。
将来を見据えた住まいづくりを
家族が安心して暮らすためには、あらかじめ危険回避のための「事故が起きない工夫」が必要です。
例えば、階段や浴室は年齢を問わず転倒、転落が起こりやすい危険な場所なので、手すりを設置する。
ごく当たり前の対策ではありますが「狭いから」「デザインを優先して」などという理由で
新築当初は設置しないご家庭も意外と多いのが実情です。
浴室を滑りにくくする、トイレのスペースに余裕を持たせる、間口を広げる、段差をなくす等
必要に迫られてから対策するのではなく、水廻り設備などの交換の際に
将来を見据えた住まいづくりを実践することが大切です。
メーカー各社のサイトにもユニバーサルデザインの特集があります。
カタログやサイトをご覧になる際にもUD(ユニバーサルデザイン)の文字に注目していただけますと
新たな発見があり、設備を選ぶ際の基準も変わってまいります。
現在も、10年・20年後も家族みんなが快適に過ごせる住まいにするために
ユニバーサルデザインを取り入れてみませんか。